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内科COVID-19診療チーム(内科Cチーム)の病院長表彰

大学病院に勤務している教職員・部署等に対し大学病院の発展等に多大なる功績をもたらし、他の教職員の模範となった者等に、その栄誉を讃え、功績に対し行われる病院長表彰ですが、2020年度は、COVID-19の治療に尽力した内科COVID-19チーム(通称 内科Cチーム)が選ばれました。

大坪病院長より表彰。内科Cチーム代表 呼吸器内科医局長 西根先生・循環器内科医局長 石橋先生

数々の報道にあるように、当院では多くのCOVID-19症例を受け入れています。報道されるような重症例に限らず、いわゆる軽症~中等症患者(呼吸器管理を要しない)や疑似症患者(感染の疑いがある症例)の受け入れも不可欠でありました。

大学病院の要請をうけ、この軽症~中等症患者や疑似症患者の診療を内科学講座を中心とした内科Cチームが結成され、聖マリアンナ医科大学の診療、ひいては地域医療の維持に貢献したものと思います。

表彰者記念撮影

まだまだ予断を許さない状況ではありますが、内科学講座一丸となってこのコロナ禍に立ち向かっています。今後もマリアンナと地域医療をささえる土台として尽力して参ります。引き続き応援・ご支援の程よろしくお願い申し上げます。

病院長表彰

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【報告/資料公開】2021年度 内科専門医研修プログラム説明会開催

2020.6/25にオンラインにて聖マリアンナ医科大学病院群の内科専門医研修プログラムオンライン説明会を開催いたしました。

プログラム全体の説明資料動画(17分)を掲載いたします。

資料にはプログラムの詳細のほか、内科専門医取得に不可欠なJ-OSLER、JMECCに関する説明、当法人の待遇(給与・産休など)の情報がございます。
(2020.6月時点での情報となります)

聖マリアンナ医科大学内科専門医研修プログラム2020総論動画

開催状況
聖マリアンナ医科大学法人内施設研修医
申し込み 25名(1年次9名、2年次16名) 
※リアルタイム視聴者12名

外部施設研修医  
申し込み 14名(1年次1名、2年次13名) 
※リアルタイム視聴者6名

すでにお申し込みいただきました全ての参加者に資料・動画のリンクをお送りしておりますが、追加オンデマンド視聴のご希望がありましたので掲載いたします。

ご参加誠にありがとうございました。また見学などのご希望は
内科学講座代表秘書メールアドレス
naikagaku-002アットマークmarianna-u.ac.jp
(アットマークを@に変更ください)
までご連絡ください。



SHDインターベンション診療実績並びに論文実績報告

2020 SHD関連論文リスト

Effect of Immunosuppressive Therapy on Clinical Outcomes for Patients With Aortic Stenosis Following Transcatheter Aortic Valve Implantation
ステロイドを含めた免疫抑制剤がTAVIの予後に与える影響
貝原俊樹先生
Circulation Journal. 2020 Nov 25;84(12):2296-2301.

New-Generation Transcatheter Aortic Valves in Patients With Small Aortic Annuli – Comparison of Balloon- and Self-Expandable Valves in Asian Patients
アジア人で多い狭小弁輪に対して新世代デバイスを用いたTAVIの成績を自己拡張型とバルーン拡張型デバイスで比較検討
奥山和明先生
Circulation Journal 2020 Oct 23;84(11):2015-2022.

Clinical Impact of New-Onset Left Bundle-Branch Block After Transcatheter Aortic Valve Implantation in the Japanese Population – A Single High-Volume Center Experience
TAVI後新規左脚ブロックの臨床的意義や予測因子について検討
佐々木憲一先生
Circulation Journal 2020 May 25;84(6):1012-1019.

Comparison in Clinical Outcomes Between Leadless and Conventional Transvenous Pacemaker Following Transcatheter Aortic Valve Implantation
TAVI後リードレスと通常のペースメーカで予後を比較検討
奥山和明先生
J Invasive Cardiol. 2020 Oct;32(10):400-404.

Prognostic value of Mini Nutritional Assessment-Short Form with aortic valve stenosis following transcatheter aortic valve implantation
TAVIにおける簡易栄養評価MNAの予後的価値について検討
土井駿一先生
ESC Heart Fail. 2020 Sep 10;7(6):4024-31. 

Prognostic impact of transcatheter mitral valve repair in patients with exercise-induced secondary mitral regurgitation
運動誘発性MRに対してMitraClipは予後改善効果があるのか検討
出雲昌樹先生
Eur Heart J Cardiovasc Imaging. 2020 in press.

Cerebral infarction due to dispersal of aortic atheromas detected by transoesophageal echocardiography during transcatheter aortic valve implantation

TAVIにおける術中経食道心エコーが術中脳梗塞の原因となった大動脈プラークを捉えた一例
古賀将史先生
BMJ Case Rep. 2020 Dec 29;13(12):e238337.

Transcatheter mitral valve repair with MitraClip in a patient on hemodialysis with huge flail gap
巨大なGapを有した透析患者に対するMitraClip
古賀将史先生
Cardiovasc Interv Ther. 2020 in press.

Acute aortic regurgitation after post-dilatation: first case of crashed leaflet in transcatheter aortic valve implantation
TAVI後拡張後に人工弁の弁尖が破損した一例
奥山和明先生
Cardiovasc Interv Ther. 2020 Oct;35(4):413-414.

JMECC(日本内科学会認定 内科救急・ICLS講習会)実施の報告 (2020.9/27, 12/27)

コロナ禍により2020.2月開催予定であったJMECCはやむなく中止となりましたが、2020年は9/27と12/27に 日本内科学会認定 内科救急およびICLS(救急蘇生)のコースで JMECC (Japanese Medical Emergency Care Course)を開催することができました。

2020.9/27
3名の専攻医、3名の内科医がJMECC認定を受けました。

指導者
ディレクター:樋熊 拓未 (聖マリアンナ医科大学 循環器内科)
ブース長:吉田 徹 (聖マリアンナ医科大学 救命センター)
インストラクター:井上 健男 (聖マリアンナ医科大学 呼吸器内科)
インストラクター: 伊佐早 健司(聖マリアンナ医科大学 脳神経内科)
インストラクター:黄 世捷 (聖マリアンナ医科大学 循環器内科)
アシスタントインストラクター:宮崎 秀和 (川崎市立多摩病院循環器内科)

2020.12/27
2名の専攻医、4名の内科医がJMECC認定を受けました。

指導者
ディレクター:樋熊 拓未 (聖マリアンナ医科大学 循環器内科)
ブース長:吉田 徹 (聖マリアンナ医科大学 救命センター)
インストラクター:井上 健男 (聖マリアンナ医科大学 呼吸器内科)
インストラクター: 石橋 祐記(聖マリアンナ医科大学 循環器内科)
インストラクター:黄 世捷 (聖マリアンナ医科大学 循環器内科)
アシスタントインストラクター:松本 伸行 (聖マリアンナ医科大学病院西部病院 消化器・肝臓内科)

内科専門医の取得に不可欠であるJMECCですが、聖マリアンナ医科大学内科プログラムでは内部開催で全員のJMECC受講が可能です。また専攻医だけでなく、中堅からベテランの内科医まで様々な内科救急・蘇生に対応できるよう積極的な受講を推進しています。

コロナ禍ではありますが、感染拡大に十分留意し、内科専攻医の学びの機会を確保していく所存です。2021年もJMECC開催を予定しております。学内で受講ご希望のかたは内科学秘書までご連絡ください。

大学院生 土井駿一先生の学位論文

【ご報告】心不全領域で臨床、研究に従事しております大学院生の土井駿一先生の学位論文が、この度ESC Heart FailureでPublishされました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32909396/
土井先生より学位論文掲載に当たりコメントを頂きました

循環器内科の土井です。
この度、学位論文として、ESC Heart Failureに経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)術後の患者様の中期予後の予測に栄養指標である、Mini Nutritional Assessment Short Form (MNA-SF)が有用であることを報告させて頂きました。(ページ下部に抄録和訳あり)

自分の力では到底投稿すらできませんでしたし、たくさんのお時間を割いてご指導頂いた足利先生初め、指導頂いた先生方に感謝申し上げます。
自分は2年間の初期研修を修了し、聖マリアンナ医科大学循環器内科へ入局ならびに大学院に入学しました。大学院に入学当時は、研究のことはほとんどわからない状態でした。

本研究は後ろ向き観察研究であり、過去の患者さんのデータをひとつずつデータベースにするところから始めました。研究で解析する項目が多くなればなるほど、多くの方々に協力して頂く必要があると気が付きました。データセットの管理や統計、FigureやTableの作成、英語での執筆など、投稿までの準備をすることはとても多く、何もかもが初めての経験であり、とても時間がかかりましたが、一つ一つ丁寧に指導して頂き、今回学位論文として栄誉あるジャーナルに掲載いただくことができました。

臨床診療を行いつつ、臨床研究を行うことは労力が要ります。学位論文作成を通じて、学んだことは、多くの方々に協力頂いて初めて研究が成りたつこと、何か問題にぶつかった場合は決して腐らず、諦めずに問題解決に努めることだと思います。
この経験が、これから大学院に入学したい方や研究を始めたい先生方の少しでも参考になれば幸いです。

2020年12月24日 土井駿一

抄録(和訳)
目的:栄養不良リスクを有する高齢者は死亡率が高いことが知られている。本研究は、経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)を受けた患者において、Mini Nutritional Assessment-Short Form(MNA-SF)が中期死亡率を予測できるか検討した。

方法と結果:聖マリアンナ医科大学病院で2016年1月から2019年6月までにTAVIを受けた288人の患者にMNA-SFを行った。
栄養不良のリスクを示すMNA-SFカットオフ値を用いて、患者をMNA-SFスコア≦11の患者(MNA-SF低下群)とMNA-SFスコア≧12の患者(MNA-SF維持群)の2群に分けた。この値を用いて、MNA-SF と全死因死亡率との関連を調査した。全体では、MNA-SF低下群が188例(65%)、MNA-SF維持群が100例(35%)で、TAVI後に41例が死亡した(平均追跡期間、458±315日)。Kaplan-Meier解析の結果、MNA-SF低下群の患者では全死因死亡率が有意に高かった(ハザード比2.67;95%信頼区間1.29-6.21;P = 0.01)。多変量Cox回帰分析では、胸部外科学会リスクスコア、Katz Index、および脳ナトリウム利尿ペプチド検査結果を調整した後、MNA-SFスコアが全死因死亡の独立した予測因子であることが示された(ハザード比1.14;95%信頼区間1.01~1.28;P = 0.04)。

結論:MNA-SFは、TAVIを受ける患者の栄養不良リスクをスクリーニングし、TAVIを受ける患者の中期予後、術後の患者の死亡リスクの予測に有効であると考えられる。